抗酸化物質「ポリフェノール」の魅力
ポリフェノールと言えば、抗酸化作用が有名ですよね。抗酸化ということは「アンチエイジングにいい?」なんて安易に思いますが、それだけではありません。
そして、ポリフェノールの一言で表しても、実は5,000種類以上も存在していると言われています。それぞれ特徴が異なりますが、健康に過ごすために摂取しておきたい効能がたくさんあります。
ポリフェノールの種類
よく耳にする代表的なポリフェノールの種類をご紹介します。
◎ 目などに効果があると言われているアントシアニン
◎ 口臭やコレステロールの減少に役立ってくれているカテキン
◎ 肝臓機能を高めてくれるクルクミン
◎ シミ予防に効果のあるフェルラ酸
◎ 胃液の分泌を促進してくれたり、消炎作用を持っているショウガオール
◎ ストレスの改善やアレルギー症状を抑えてくれるカカオマス
◎ 発ガン性物質の除去を行ってくれるクロロゲン酸
◎ 血圧を下げてくれる働きのあるルチン
◎ 女性ホルモンのバランスを整えてくれるイソフラボン
このようにポリフェノールにもたくさんの種類があります。そのため、自分が求めている目的に合わせて効果的なポリフェノールを摂取することが必要です。特にルチンは蕎麦にしか含まれていないポリフェノールなので、定期的におそばを食べたりすることが大切です。
すべてのポリフェノールをバランスよく摂取するというのは難しいことなので、毎日欠かさず摂取したいならサプリメントがおすすめです。
ポリフェノールと言えば赤ワイン♪
ポリフェノールといえば赤ワインと言う人も多いのではないでしょうか?アルコールの中でも赤ワインにはたくさんのポリフェノールが含まれているので、適度に飲むことによってポリフェノールを手軽に摂りいれることができます。
ただし、二日酔いになるほど赤ワインを飲むのは体に良くありません。ポリフェノールを摂取するためなら、コップ1杯から2杯の赤ワインを飲みましょう。また、どうしてもアルコールが苦手だという人は、コーヒーや緑茶などからのポリフェノールを摂取することができます。
そこで、次にポリフェノールを多く含む飲み物をお届けしますね。
ポリフェノールが多く含まれる飲物
赤ワイン以外でポリフェノールを摂取するなら、コーヒーや緑茶がおすすめ。特にコーヒーには、赤ワイン1杯と同じぐらいかそれ以上のポリフェノールが含まれています。
そして、緑茶にはカテキン、ココアにはカカオマスポリフェノール、コーヒーにはクロロゲン酸が含まれています。イソフラボンは豆乳に含まれていることが知られていますね。また、緑茶より含有量は少ないですが、烏龍茶や麦茶にも含まれています。
ただし、コーヒーや緑茶というのはカフェインが含まれているので、カフェインが苦手な人には不向きです。また、豆乳はカロリーが高いので、飲み過ぎには注意してください。
あくまでもポリフェノールを摂取するための飲み物は、適度にというのが大前提になります。コーヒーや緑茶が苦手な人は、食べ物で工夫してみましょう。
ポリフェノールが多く含まれる食べ物
ポリフェノールを多く含んでいる食品は、実はたくさんあります。そのなかでも、簡単に購入できて普段の食生活に取り入れやすいものをピックアップしました。
まず、アントシアニンを含んでいるのはブルーベリーや紫芋、グレープフルーツなど。クルクミンを含んでいるのがカレーで使われるターメリック。フェルラ酸を含んでいるのは玄米、それから生姜にはショウガオールというポリフェノールが含まれています。
ココアやチョコレートにはカカオマスポリフェノール、プルーンにはクロロゲン酸が含まれています。お蕎麦にはルチン、大豆やお豆腐などには、イソフラボンが含まれています。
ポリフェノールの1日の目安摂取量
ポリフェノールというのは、1日にどのくらい摂取すればいいでしょう?実は、ちゃんと目安量が決まっています。
ポリフェノールの1日の摂取量目安は1500mg
ポリフェノールの摂取量に、特に明確な目安があるわけではありません。ただし、様々な病気のリスクなどを参考に考えた場合、1日の摂取量は1,000mg~1,500mgが良いと言われています。
● 赤ワイン100ml 約230mg
● 緑茶100ml 約116mg
● コーヒー100ml 約200mg
飲み物では上記の含有量を目安に摂取できますが、、意外とたくさんの量を飲まなければいけないということがわかると思います。もちろん食品からもポリフェノールを摂取することはできますが、1日で1500mgのポリフェノールを摂取するのはけっこう大変ですね。
手軽に摂取できるサプリメント
食事のバランスをしっかりと整えた上で、ポリフェノールを含有しているサプリメントを摂取することが一番簡単ではないでしょうか?毎日安定した量を摂取することができますし、いつでもポリフェノールの抗酸化作用を感じていることができると思います。
また、ポリフェノールというのは体内に取り入れると短時間ですぐに働き出してくれるのですが、長い時間体内にとどまることができない成分なので、こまめに取り入れてあげる必要があります。